2017年02月

これからの不安は多分にある。
不安ばかりが目に留まる。
なんの成功体験も持ち得ていない自分は、
どうやって自信を持っていけばいいのか、と暗くなる。


そんなことばかり考えるから、
視点を変えようと、料理をすることにした。
カロリーが高いものは食べたくない気分だった。
ならば野菜をごっそり入れよう。それで炒めてやろう。
膨大な野菜を包丁で切っていくあの工程や、
かさがある野菜が、
フライパンの上で炒めているうちに、みるみる小さくなっていく、
その様子を見るのが、どこかスッキリして好きなのだ。

スマホで調べて出てきたレシピが、冬野菜の炒め物。
ニンジン、レンコン、エリンギ、そしてカブをドサドサとフライパンに入れ、
そこにオリーブオイルと顆粒コンソメを投入。
焼き色がつくまで炒めた後は、ふたをして5、6分中火で放置。

コンコンと野菜を切っていくと、
フライパンには溢れんばかりの量になっていく。
ひょっとしたら、フライパン小さかったかもしれない。
これはチョイス間違えたか、とヒヤヒヤする。
さらにはオリーブオイルとコンソメを多めに入れてしまい、
いよいよ見切り発車の感が強まってきた。
まあいいや。最悪ひとりで食べ切ろう。
もしアブラアブラしてしまったとしたら、
あの日の苦痛が蘇るだろう……

(ふと、肉じゃがを作りたくなって、
そしたら必要な量の3倍くらいの油を入れてしまい、
おまけに炒めすぎてジャガイモがボロボロ、野菜も焦げ焦げに。
ドロドロで焦げ焦げの肉じゃが4人前を、半べそで食べ切り、
直後に腹を下したハートフルエピソードが……) 


と、
ふたをして5分経過。
どうでしょうかね、どうでしょう??


ん!
味が薄い!
これは味が薄い。引き出したわけでもなく素材の本来の味だ。
コンソメを足し、少し和えて、また味見。
うん……ちょっとよくなったかな。
素材本来の味素材本来の味。唱えていればなんとかなる。

皿に移し、夕飯として、
なんだかんだで満足の味に落ち着いた。
自分で作ると、どうやっても愛着がわくもので、
ホロホロのカブも愛おしい。ホッロホロだけど。
いやあ、レンコンの甘いこと甘いこと。
ニンジンもバター炒めでもないのになんと甘くできあがったのでしょう。

ああ、よいよい。
ごちそうさまでした。


で、この記事は、
「これから先の不安が強い」という書き出しだったこと、
もう端に置かれてしまったとお気づきでしょう。
実際料理しているあいだに、飛んで消えていってしまいました。
そんなもんなんですよねえ。悩みとかってね。



はい、今日はこれでおしまいです。 

なにをしても情けなくなる時があるんだ。
いや、ほとんどそんな気分だ。
起きてから寝るまで、そんな事ばっかり考えちゃうんだ。
髪を引っ掻いてもこの気持は取れるわけはないってわかっているけどさ、
どうしても引っ掻いていないと、もう自分が消えてなくなっちゃう。
そんなさ、どうしようもないときって、往々にして起こることだと思うんだ。
いや、思いたいんだ。信じていたいだけ。


誰かが必要だって、それが当然のことだって信じて疑わなかったさ。
そしたらさ、思っていたほど、必要としていなかったみたいだ。
悲しいよな。ついさっきまで、喫茶店のテーブルの向かいにいた人に。
何も言えないんだこのことを。


ジャズの音楽がさ、
この時間にさ、こんなに似合うなんてな。
川は流れず、同じところにいっぱなし。澱みっぱなし。
ジャズを聴いてると、そんなことばっかり浮かんでくるな。
どうしてこんな時間にジャズなんて聴いてるんだろう。
いいことなにもないさ。 

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